3月9日、高橋千鶴子議員、薬害イレッサで国会質問

2011年03月10日

 3月9日午前9時から、高橋千鶴子議員が、衆議院厚生労働委員会で薬害イレッサ問題について質問しました。
 高橋議員は、2月24日の予算委員会でも、いわゆる厚生労働省の「下書き」問題(注)で質問をしており、細川律夫厚生労働大臣は調査を行うことを答弁していました。

 9日の質問では、その後、小林正夫厚労政務官を主査とする検証チームが立ち上がったことを受けて、検証チームの調査状況を尋ねましたが、小林政務官は調査中との答弁に終始し、具体的な調査内容などの答弁は拒みました。
 また、高橋議員は、日本医学会髙久会長に対する下書き交付問題に加えて、厚労省と他の学会との関係なども報じられていることを指摘し、医療問題の担当である岡本政務官や局長に対してその関与を質しました。
 何度か、答弁を求めていない小林政務官が官僚的な答弁を繰り返すということがあって議場が騒然となりましたが、最終的に、岡本政務官が答弁に立ち、自分は知らなかったと答弁をしました。
 高橋議員は、これは、厚労省が、がん患者と薬害被害者を分断するような世論作りを行うという極めて重大な問題であって謝罪すべきと追及するとともに、中間報告などの方法で検証チームの調査内容を早期に国民に明らかにすべきと質しました。これに対し、細川厚労大臣は、検証チームにさらに督促すると答弁しました。
 最後に、高橋議員は、薬害イレッサ訴訟大阪判決後、訴訟とは関係なくがん対策を検討するとした国の姿勢を批判するとともに、改めて調査結果の早期公表を求めて質問を終了しました。

(注)厚労省担当者が、日本医学会髙久会長に対し、薬害イレッサ事件での裁判所和解勧告所見を批判する見解の発表を依頼し、見解の下書きも交付したと報じられた問題。その後、厚労省薬系技官トップの平山佳伸審議官の関与も報じられています。また、1月24日同日付けで見解を発表した他の学会に対しても厚労省との関係が報じられています。
弁護団は、この問題の徹底調査を求める声明を発表しています。
「下書き」提供問題の徹底調査を求める声明.pdf

 

ページの先頭へ